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Q:内痔核に対するALTA療法と切除術の違いは?

患者さんの質問にお答えします。

横浜市金沢区
金沢文庫消化器クリニック
院長 大田 貢由(おおたみつよし)

Q:内痔核に対するALTA療法と切除術の違いは?

A:ALTA療法(アルミニウム塩とタンニン酸の注射療法)と切除術(ヘモロイデクトミー)は、両者とも痔核の治療に使用されますが、治療のアプローチと手順にはいくつかの違いがあります。

ALTA療法

  • 非侵襲的な治療法で、アルミニウム塩とタンニン酸の混合物を直接痔核に注射します。これは血管を収縮させ、痔核を硬化させます。
  • 通常は局所麻酔下で行われ、全身麻酔の必要はありません。
  • 回復期間が比較的短く、患者の日常生活への影響が少ないとされています。
  • 痛みや不快感は比較的少ないですが、一部の患者は注射後に一時的な痛みや不快感を感じることがあります。

切除術(ヘモロイデクトミー)

  • 切除術は、痔核を物理的に切除する手術です。これは通常、局所麻酔または全身麻酔下で行われます。
  • 切除術は一般的に、より重度の痔核や、他の治療法で改善しない痔核に対して行われます。
  • 手術後の回復期間は一般的に数週間であり、患者は一時的に通常の活動から離れる必要があります。
  • 手術後の痛みや不快感は比較的高いとされていますが、適切な痛み管理とケアで軽減することが可能です。

これらの治療法のどちらが適切かは、患者の具体的な病状、一般的な健康状態、そして患者の個人的な希望や生活状況などによります。そのため、治療法の選択については医療提供者と詳しく話し合うことが重要です。

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