メニュー

Q:便秘は積極的に治療したほうがよい?

患者さんの質問にお答えします。

横浜市金沢区
金沢文庫消化器クリニック
院長 大田 貢由(おおたみつよし)

Q:便秘は積極的に治療したほうがよい?

A:はい、便秘は積極的に治療すべき状態です。便秘が長期間続くと、身体の不快感や健康への影響が増加する可能性があります。以下に便秘を積極的に治療すべき理由をいくつか挙げます:

  1. 健康への影響:長期間の便秘は、腹部不快感や膨満感、疲労感などの身体的な症状を引き起こすことがあります。また、便秘による長時間の便の滞留は大腸内の有害物質や発がん物質との接触時間を増加させ、大腸がんのリスクをわずかに上昇させる可能性もあります。
  2. 生活の質:便秘により日常生活が妨げられることがあります。便通の困難さや症状の不快感により、社会的な活動や生活の質が低下する場合があります。
  3. 慢性化の防止:便秘が長期間続くと、身体が便秘に適応してしまい、症状が慢性化する可能性があります。早期の治療により、慢性化を防ぐことが重要です。
  4. 潜在的な病気の早期発見:便秘は他の病気や身体的な問題のサインとなることがあります。便秘が長期化している場合、潜在的な病気の早期発見のために医師の診察を受けることが重要です。

便秘の治療には、生活習慣の改善、適切な食事、運動、水分摂取などが含まれます。また、必要に応じて薬物療法やプロバイオティクスの使用も検討されることがあります。便秘が続く場合は、自己処置を行わずに医師に相談し、適切な治療プランを立てることが重要です。早期の治療により、便秘を改善し健康を維持することが目標となります。

消化器疾患のよくある質問

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME