患者さんの質問にお答えします。

横浜市金沢区
金沢文庫消化器クリニック
院長 大田 貢由（おおたみつよし）

Q：健診で異常を指摘されたのですが、病院を受診して詳しく調べてもらった方が良いのですか？

A：健診で異常が指摘された場合、その異常の内容や健康への影響によって、病院を受診して詳しく調べてもらうことが適切かどうかが変わってきます。以下にいくつか考慮すべきポイントを挙げます。

1. 異常の種類と重要性: 健診で指摘された異常がどの程度深刻か、健康にどれくらい影響があるのかを知ることが重要です。一時的なものや軽微なものもあれば、より深刻な状態もあります。医師に相談して、その異常がどれくらい注意が必要かを判断してもらうことが大切です。
2. 追加検査の必要性: 健診での結果に基づいて、追加の検査や詳細な診断が必要かどうかを医師と相談して決めることが重要です。異常の内容や健康状態によっては、追加の検査を受けることで正確な診断が得られる場合もあります。
3. リスクと利益のバランス: 病院を受診して詳しく調べてもらうことには、疾患の早期発見や適切な治療を受けるという利益があります。ただし、検査や治療にはリスクや負担も伴う場合があります。医師と相談して、リスクと利益のバランスを考慮しながら判断することが大切です。
4. 適切な専門家の受診: 異常の内容によっては、特定の専門家（例: 心臓病専門医、内科医、外科医など）を受診する必要があるかもしれません。適切な専門家を受診することで、より専門的な診断やアドバイスを受けることができます。
5. フォローアップと管理: 異常がある場合、適切なフォローアップと管理が必要です。医師の指示に従って、定期的な検査や診察を受けることで、健康状態の変化や進行をモニタリングすることが重要です。

自身の健康に対する責任を持ちつつ、専門家の意見を聞きながら適切な行動を取ることが大切です。

消化器疾患のよくある質問