2025年夏期休業について
7月22日、7月24日、8月12日は休診とさせていただきます。
宜しくお願い致します。
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米国で、ヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)感染とその治療が大腸がん(CRC)の罹患率と死亡率に及ぼす影響を、1999-2018年にH.ピロリ検査を完了した退役軍人を対象とした後ろ向きコホート解析で検討。H.ピロリ検査結果の陽性群と陰性群、陽性患者のうちH.ピロリ治療を実施した群と未治療群を比較した。主要評価項目はCRC罹患率と死亡率とした。
その結果、H.ピロリ検査を実施した81万2736例の25.2%が陽性だった。陽性群は陰性群と比較して、CRC罹患率と死亡率が高かった。治療済み群は未治療群と比較して、追跡期間の15年間を通じてCRC罹患率と死亡率が低かった(絶対リスク低下0.23-0.35%)。陽性群は陰性群と比較して、新規CRC(調整後ハザード比1.18、95%CI 1.12-1.24)と致命的CRC(同1.12、1.03-1.21)のリスクが高かった。同様に、未治療群は治療済み群と比較して、新規CRC(同1.23、1.13-1.34)と致命的CRC(同1.40、1.24-1.58)のリスクが高かった。
背景
便潜血免疫化学検査(FIT)を基盤とする大腸がん(CRC)スクリーニングプログラムは、集団ベースの介入における標準的な手法である。その有効性は、FIT陽性後の大腸内視鏡検査での腫瘍の検出に依存するが、検査の質を示す指標である腺腫発見率(ADR)が、検査後のCRC(PCCRC)発生リスクに与える影響は十分に検討されていない。
目的
FIT陽性者を対象としたスクリーニングプログラムにおいて、ADRとPCCRC発生リスクの関連を調査する。
研究デザイン
測定項目
地域のがん登録データを利用し、大腸内視鏡検査の6か月後から10年間のPCCRC発生を追跡。内視鏡医のADRを以下の5群に分類(20~39.9%、40~44.9%、45~49.9%、50~54.9%、55~70%)。Cox回帰モデルを用い、ADRとPCCRC発生率の関連をハザード比(HR)で評価。
結果
制限事項
ADRはFIT陽性基準値の設定によって影響を受ける可能性があり、異なる環境では数値が異なる可能性がある。
結論
FITスクリーニングプログラムにおいて、ADRが高いほどPCCRCリスクが低下することが示された。適切な大腸内視鏡検査の質を維持することが、スクリーニングの有効性を高める上で重要であり、内視鏡医のADR向上がPCCRCリスクの低減に寄与する可能性がある。
2025年2月1日から午後の診察時間が変更になります。
(旧)平日 9時~11時半、16時~17時半
土曜日 9時~12時
(新)平日 9時~11時半、15時~17時
土曜日 9時~12時
皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。
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