患者さんのよくある質問にお答えします。
横浜市金沢区
金沢文庫消化器クリニック
院長 大田 貢由(おおたみつよし)

Q:大腸内視鏡検査は何年おきにすれば良い?
A:大腸内視鏡検査(大腸がん検査)の頻度は、一般的な健康な人についてはガイドラインに基づいて決定されるべきです。以下の推奨事項は、一般的な健康な人々に向けた一般的なガイドラインですが、個々の状況やリスク因子によって異なる場合もありますので、自身の状態や医師のアドバイスに基づいて検査の頻度を確定することが重要です。
通常、大腸内視鏡検査の初回は、50歳から75歳までの間に行われることが推奨されています。検査結果が異常でない場合、その後の検査は通常、5年ごとに行われることが推奨されています。ただし、個々のリスク因子に基づいて、検査の頻度が異なる場合もあります。
以下の要素が大腸内視鏡検査の頻度に影響する可能性があります:
- 個人の家族歴: 直系の親や兄弟姉妹に大腸がんがある場合、検査の頻度は増える可能性があります。
- 前回の検査結果: 前回の検査でポリープや腫瘍が見つかった場合、その結果に基づいて再検査のタイミングが決定されることがあります。
- 個人の健康状態とリスク因子: 例えば、炎症性腸疾患や遺伝的疾患の既往がある場合、大腸内視鏡検査の頻度が増える可能性があります。
最終的な判断は、個人の状態やリスク因子に基づいて行われるべきです。